ダーモスコープ
ホクロとメラノーマ(悪性黒色腫)
ホクロは皮膚に色素が集まったもので、通常は心配ないが、ごく一部に、がんの可能性がある。短期間で色や形が変わったり、大きさが5ミリ以上になったりした場合は、注意が必要だ。
メラノーマは、腫瘍(しゅよう)の厚さが1・5ミリ以下で、転移がない早期の場合、手術でほとんどが完治する。
「ダーモスコープ」は、先端の円形レンズ部を肌に密着させると、ほくろを10倍に拡大して見ることができる。
皮膚に数多く刻まれた「皮溝(ひこう)」と呼ばれる細い筋と、皮溝と皮溝の間で丘のように高くなった「皮丘(ひきゅう)」があり、 良性のホクロは、主に皮溝の部分だけに黒い色素が見られるが、メラノーマでは逆に、主に皮丘部に黒い色素が見られると思われる。
基底細胞癌(きていさいぼうがん)
高齢者の顔面に好発する。鼻部、下眼瞼下、上口唇、など。転移はまれ。