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アレルギー疾患の3兄弟―アレルギー性皮膚炎と喘息とアレルギー性鼻炎は、子どもに多く見られるアトピー疾患はアトピー性皮膚炎と気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎の3つのことです。 子供のアレルギーマーチ それは、アレルギー疾患の3兄弟の進展の順序を言います。 すなわち、年齢とともにアレルギー性皮膚炎⇒喘息⇒アレルギー性鼻炎へと進んでいくということです。 もちろん、これらの病気の現れ方には個人差がありますが、通常、乳児期に現れるのがアトピー性皮膚炎です。2〜3歳になってアトピー性皮膚炎が軽くなってきたら気管支ぜんそくが起こり、続いて小学生くらいになるとアレルギー性鼻炎が発症します。この3つがまるで行進をしていくように現れるため「アレルギーマーチ」と呼ばれています。 ただし、アトピー性皮膚炎にかかると必ずアレルギーマーチが起こるわけではありません。 アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎のなかでも前者の2つは成長とともに自然に症状が軽くなっていくことがあり、これを「自然寛解(かんかい)」といいます。 アレルギー性鼻炎はアトピー疾患のなかでも自然寛解する可能性がもっとも低く、いつまでも症状が残るケースが多いようです。 とはいえ、アレルギー性鼻炎はアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくより苦痛を訴えることが少なく、適切な治療と日常生活のケアによって症状の改善が可能です。 一般的治療方法は、食事療法ではアレルゲンの含まれる食べ物を食べないようにするのです。 薬物療法では、薬の内服(抗アレルギー剤など)によってアレルギーの炎症を抑える治療です。 その他、体質改善療法も重要です。 体質改善には2つの基本があります。 1.アレルギーに対する閾値を高めることです。すなわち、アレルギー反応(症状)を起こしにくくすること。 2.健全なお肌をつくりあげること。 この2つが長期間にわたってよく行われるなら、体質が改善されます。最短でも3年はかかります。7年でよくなれば、幸運です。 方法はいろいろありますが、要は、根気よくいい生活習慣を身につけることです。そして身体がいい状態になるように持っていかなければならないでしょう。
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