乳幼児の運動発達
                            

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乳幼児の運動発達 

    
 乳児の発達に関する質問が多くよせられます。

しかし、乳児の運動発達を熟知するのは,脳性麻痺の研究と診療をした整形外科医や小児科医しかわからないのが現状です。

 乳児の運動発達の度合いに異常や遅延がはやくわかれば、脳性麻痺の早期発見及び早期治療ができるわけです。

乳児の運動発達の度合いを評価する指標として

【首座り】

    【寝返り】

【お座り】

【四つ這い】

【つかまり立ち】

【一人歩き】の順で使われています。

これらの運動はヒトの立位保持と二足歩行に必要な筋肉・靱帯の成熟・強化は一定の順序で時間の経過に従って進行します。

だから、これらの運動を分析しますと,各運動には一つ前の運動要素が必ず組み込まれています。

これらの運動要素は必ずそれに対応するような発達反応が必要です。

この発達反応を欠いて次の運動の完成はあり得ないのです。

例えば、いざり移動 をする乳児は,その後に獲得しなくてはならないつかまり立ち歩行の獲得が遅れます。

それぞれの発達反応の発生時期からの遅れを直ちに病的と判断は出来ないですが、3ヶ月以上の遅れがあれば,専門医に見てもらう必要あります。

 標準確立時期

 腹臥位 (うつ伏せ)

   一ヶ月児  うつ伏せにしますと,頭を側方に向けています。

三ヶ月児  うつ伏せにしますと,肘から前腕・てのひらを床に置いて胸から上部の上半         身を床から浮かせて支持ができます。

六ヶ月児  上肢を伸ばし,てのひらで上半身を支えることが出来るようになります。

首座り 三ヶ月半から四ヶ月頃
 寝返り  (仰向けから腹這いになる時期)  5ヶ月半から6ヶ月まで

お座り (乳児が寝ころんだ状態から,自身の力だけで座ることが出来る時期)6-7ヶ月頃

四つ這い  8ヶ月半から10ヶ月まで

つかまり立ち  9ヶ月半から11ヶ月まで

一人歩き  10ヶ月半から13ヶ月まで

脳性麻痺とは?

脳性麻痺は本来病名ではなく、脳発達障害児の運動障害に対する総称です。

英国(1959)は、脳性麻痺を「人生の初期に大脳の非進行性病変によって生じる、永続的な、しかし変化しうる運動・肢位の異常」と定義しています。

日本の旧厚生省脳性麻痺研究班(1968)も、「脳性麻痺は、受胎から生後4週以内までに生じた脳の非進行性病変に基づく、永続的なしかし変化しうる運動・姿勢の異常と定義され、進行性疾患や将来正常化するであろうと思われる運動発達遅延は除外する」としています。

つまり、脳性麻痺とは、脳神経系の病気によって生じた運動と姿勢の障害で、発達早期の脳障害により引き起こされ、進行性・一過性ではない状態です。

脳性麻痺の分類

1.    痙直型(けいちょくがた) 筋の緊張が亢進している、全体や部分に硬い

2.    アテトーゼ型  筋の緊張が変動している、絶えず変動する

3.    強剛型(きょうごうがた) 筋の緊張が亢進している、全体に硬い

 脳性麻痺の早期発見はどうしてできる?

生後4週以内の新生児期には、全身の筋緊張が低下し、自発運動は少なく、哺乳力も弱いです。乳児期以降、頸定が遅れる、視線が合わない、手を握っていることが多い、びっくり反射が強くでる、原始反射(正常では新生児期にはみられ、生後4カ月頃大脳の成熟に伴い消失する反射)がみられる、体全体が反り返る、下肢を交叉させる、等の異常がみられるようになります。

これらの異常をはやく検出すれば、早期リハビリができるわけです。

脳性麻痺に対する代表的なリハビリテーション方法?

1.ボイタ法(Vojta

2.ボバース法(Bobath

3.両者合併法 

                        

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